Autifyをご導入いただきテスト自動化を進めていただくことで、導入前の課題がどのように解決され、どのような結果が生まれたのかを株式会社出前館 開発サポート部 QAグループ・川村氏に伺いました。
・リリース前に、コア機能であるログイン、商品追加、決済などの簡易的な手動テストを実行していたが、サービスのスケールアップに伴い、コア機能以外の品質も担保する必要があった。
・毎週のリリースに対して、リグレッションテストを手動で実行するのに2名×2日かかっていた。
・機能リリースのアジリティを高めるため、テスト期間の短縮が重要な課題だった。
・ユーザーストーリーの優先度の高いシナリオを洗い出し、自動化できるもの、できないものを精査。テストケースを共通部品化しつつ、Autify NoCode Webから実装と運用開始。
・リグレッションテスト仕様書のなかでも、目検するケースの多いテストシナリオを優先的に自動化した。
・Autify NoCode Webで一定の効果が見えてきたのでAutify NoCode Mobileも実装と運用も開始。
・Autify NoCode Webは1か月間の検証期間にて約20シナリオを作成し、チーム内での評価・実装の見直しを行い、その後2か月間で約120シナリオを作成。
・Autify NoCode Mobileは3か月程度評価し、Autify NoCode Webと同等なシナリオを2か月程度で作成した。
・テスト管理ツールへのテスト結果書き込み、Slackへ通知を自動連携。現在80%程度の自動化を実現している。
・毎週のリグレッションテストの工数を50%削減。
・不具合の検知が迅速にできており、毎週のリリースへの不安が軽減された。
・テストのカバレッジ拡大につながった。
・プロジェクト全体で自動テストへの関心が深まった。
川村氏からいただいたコメント
Autifyの導入により、出前館のリグレッションテストの大半を自動化し、工数の削減を実現できました。以前は自動テストに対して属人的でメンテナンスコストがかかるというネガティブな印象がありましたが、Autifyはノーコードでシナリオの作成と編集が可能であり、共通処理の部品化に優れているため、コーディング経験のないメンバーでも簡単にメンテナンスが行えます。
さらに、複数のテストシナリオを並列実行できる機能や、画像と動画による結果のエビデンスが見やすい点も大きな利点です。これにより、スピーディなテスト結果の精査と障害検知時の原因調査が容易になりました。加えて、我々の抱えるテスト課題を気軽に相談できるAutifyのサポート体制が充実しています。
株式会社出前館について
株式会社出前館は国内最大級のデリバリーサービス「出前館」を運営しています。 私たちは「テクノロジーで時間価値を高める」というミッションのもと、流れゆく有限な時間をテクノロジーの力を駆使して、人々の生活や時間をより価値のあるものにしていきたいと考えています。 また、それぞれの地域に根付いたサービスを展開し、あらゆる人々を支えるこれからの「ライフインフラ」として地域経済の更なる活性化を目指します。 ただ単に"食事"や"モノ"をお届けするだけではなく、地域の人と人を繋ぎ、幸せな時間をお届けしたいと考えています。