Customer Stories

コーセー、テスト自動化により月間110時間以上工数を削減。他チームへもAutifyを展開へ

情報統括部 DX推進課 横山 春佳氏
Company
株式会社コーセー
https://corp.kose.co.jp/ja/
Industry
化粧品
Publish Date
July 2, 2024

Autify導入によるテスト自動化によって、どのような変化が生まれたのかを株式会社コーセー 情報統括部 DX推進課 横山 春佳氏 に伺いました。

🎯 Autify導入前の課題と背景


・システムの新機能の増加に伴い手動テストの工数が増大していた。

・テスト専任担当者がおらず、手動テストに人員リソースが割かれ、本来実施すべき他の業務に十分な時間を割くことが困難だった。

・リグレッションテストの漏れによる、既存箇所の不具合がリリース時に露呈した。

・属人化(特定の人員のみにテストのナレッジやスキルが蓄積された状態)を防止し、誰でもテスト作成や実行に関われるようにしたいと考えていた。

📄 Autifyを導入して行ったこと


・一般消費者向けのWebチャット・予約システムを対象に、およそ150項目のリグレッションテストケースを自動化した。

・既存のケースを自動化に適したテストに落とし込む際に、Autifyの活用セッションを含むオンボーディングサポートを活用。再利用性の高いシナリオを作成した。

🏆 Autify導入後に得られた結果


・テスト工程の大幅な効率化を実現し、チームで合計110時間以上の工数削減を達成した。

・リリース前テストにかけていた膨大な工数を削減し、その分の時間とリソースを本来集中したい企画などの業務に充てた。

・他チームのシステムについてもAutifyによるテスト自動化を展開予定。

コーセー 横山氏のコメント

情報統括部 DX推進課は、あらゆるブランドにおける顧客体験の価値向上に取り組むチームです。 ITを活用した取り組みが全社に広がる中で、活用するシステムの数と規模が拡大し、チームではリソースを超えたリグレッションテストの工数増加が課題となっていました。そこでAutifyを導入し、従来手作業で行われていた緻密なテスト作業を自動化しました。その結果、テスト工程は大幅に効率化され、チームで合計110時間以上の工数削減がかないました。削減された時間は新しい取り組みの検討に充てられ、本来の業務に注力できる体制が整いました。今後はテストに限らず業務の自動化を推進し、顧客の期待を上回るサービスの提供に、より一層専念していきます。

株式会社コーセーについて

1946年に創業したコーセーは、英知と感性を融合した独自の美しい価値と文化を創造する「美の創造企業」として、化粧品の製造・販売を中心に事業を展開しています。創業者である小林孝三郎は、戦後まもない時代に、人々に夢と希望を与える化粧品の製造・販売を志し、常に高品質な化粧品を提供することに情熱を注ぎました。その創業の意思を脈々と引き継ぎ、77年間、化粧品ひとすじにブランドマーケティング・研究開発・品質を追求し、独自性のある安全性の高い製品を世に送り出してきました。常に、“これまでの延長線上にないチャレンジ”を行い、顧客が求める新しい価値提供に取り組んでいます。
最先端の技術を結集した高い付加価値を持つ高級化粧品を強みとし、ハイプレステージ領域からコスメタリー(※1)領域の全てにおいて、『コスメデコルテ』や『雪肌精』をはじめとする、多彩な提供価値をもつ個性豊かな35(※2)のブランドを保有し、68(※2)の国と地域で展開しています。また、コーポレートメッセージ「美しい知恵 人へ、地球へ。」をサステナビリティ方針とし、あらゆる活動においてその視点を組み込むとともに、アダプタビリティの観点でモノづくりを推進しています。
(※1)コスメタリー:コスメティックとトイレタリーを組み合わせた造語
(※2)2024年5月末時点