Autify Connect をリリース

Autify Connectを利用すると、localhost, 社内システム, 外部公開されていないステージング環境など組織内のネットワークにあるアプリケーションもAutifyの自動テストの対象に加えることができます。

Autifyは、外部公開されていないネットワーク環境に存在するアプリケーションの自動テストのサポートを開始いたします。

背景

業務効率の向上や保守費用の削減が目的とされるデジタル活用領域において、IT予算のおよそ30%がソフトウェアテストに充てられています。

多くの企業が、事業のアジリティを高めるために、アジャイル化の導入を進めソフトウェアのリリースサイクルを維持するまたは向上に取り組んでおり、2021年から2022年にかけて、その導入割合も10%増加しています。ソフトウェアのリリースサイクルの高速化が求められる今、自動テストを導入することにより、速いリリースサイクルと品質を担保すること、品質確認のための業務の効率化、品質の状態を計測し続けることが求められています。

Autifyはそのような状況に対し、2019年より自動テストプラットフォーム「Autify」を提供し、これまでに20,000日以上のテストにかかる時間の削減に寄与し、お客様のテストカバレッジの拡張、自動テストの運用を支援して参りました。

一方で、Autifyが提供する自動テストはインターネットに公開されている環境への適用に限定されていました。コロナ禍の影響によるテレワークの普及により、VPN等の導入を含むネットワークセキュリティへの投資がさらに加速する中、それらのネットワーク内へもAutifyを適用したい、とのお声を多くいただいて参りました。

そのご要望に応えるため、この度Autify Connectをリリースいたします。Autify Connectをご利用いただくことで、localhost, ステージング環境、社員がユーザーとなる社内システムへもAutifyの自動テストの適用が可能となります。

Autify Connectの利用方法

Autify Connectのご利用は非常に簡単です。

テスト対象となるアプリケーションはインターネットからアクセスできる必要はありません。社内システムやステージング環境、開発環境など、インターネットからアクセスできない組織のネットワーク内に存在する環境への自動テストの実行およびその運用を推進します。また、より開発の早い段階から自動テストを作成および実行する、「シフトレフト」を後押しします。

Autify Connectのご利用は3ステップで完了します。

1. Autifyとテスト対象アプリケーションの間を仲介する端末を、お客様の組織内ネットワークに用意します。


2. 1で用意した端末に、Autify Connect クライアントをインストールします。端末にインストールされた Autify Connect クライアントが、テストの対象となるアプリケーションとAutifyとのセキュアなネットワークを確立します。


3. Autify for Webにログインの上、対象のアプリケーションに接続し、作成した自動テストのシナリオを実行し、疎通を確認します。

Autify Connect利用における前提条件

✔︎ Autify Connect クライアントのインストールが可能な、サーバーまたはPC端末
✔︎ サポートするOS: macOS, Windows Client OS, Windows Server OS, Linux OS
✔︎ Autify Connect クライアントをインストールした端末が外部ネットワークへ対外通信可能であること

以下を事前にご用意ください

こちらから、Autify for Webにログインします。Autify Recorder (Chrome Extension) を利用者のブラウザ環境にインストールします。

*この利用者の環境と、Autify Connect クライアントをインストールする端末は同一である必要はありません。(同一であっても利用可能です。)

Autify for Webでテスト対象アプリケーションのテストシナリオを作成します。

Autifyのテストシナリオの作成は非常に簡単です。Chrome Extensionで提供されるAutify Recorderを利用して、テスト対象となるアプリケーションを開き、テストしたい動作を再現しさえすれば、ノーコードで、誰にでも簡単に、さまざまな端末で実行可能なテストシナリオを作成することができます。

作成したテストは、Autifyが用意する複数の端末、ブラウザ環境で実行することができます。お手元に環境をご用意いただく必要はありません。Chrome, Edge, FireFox, SafariなどのPC主要のブラウザ環境はもちろん、iOS, Androidといったスマートフォン端末上のブラウザテストも行うことができます。

人手で行う場合には、検証項目 × 端末数分の工数がかかっていたところ、Autifyを利用すれば、1つのシナリオを作成するだけで、お客様の端末バリエーションごとの動作検証を一度に拡張することができます。

自動テストの運用はAutifyが提供するAIがサポートします。ちょっとした画面上の変更はAutifyのメンテナンスAIが自動的に追従し、変更点を考慮し、自動テストを実行します。

なお、アプリケーションの開発言語やプラットフォームは問いません。これまでにもAutifyはSalesforceアプリケーション、AWSやMicrosoft Azure, GCP上のアプリケーションへのご利用実績があります。

Autify Connect のご利用にご興味のある企業様への特別なご案内

本サービスの利用をご希望される先着10社様に、Autify Connectを1年間無償でご利用いただける特別プランをご案内いたします。 ご興味がございましたら、こちらよりお問い合わせください。

今後もAutifyは、アジャイル開発を推進する皆様の自動テストを支援して参ります。

本件に関するお問い合わせ先

広報窓口
Email:press@autify.com

参考文献
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/joho/result-2/r03/2021kakugaiyo.pdf, https://juas.or.jp/cms/media/2022/04/JUAS_IT2022.pdf

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